( 2018-12-30 )

SPECIAL REPORT!! - Enjoy Sunshine~君を愛してる~ -



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※敬称略

玉井夕海の密やかな語りからはじまったステージ。
川下直広、不破大輔が加わり聖夜のHOWLを静かに演出する。
暗転、Ebbyの登場。ここまでの東京ツアーで枯らしかけている彼が語るその声はなんとも今夜にふさわしい。
深みと切なさを合わせた様な空気が店内を包んでいく。

しっとりと流れるブルース。
歌い始めれば先ほどまでの枯らした声が一気に声量を持って響く。ギターの響きと相まって、今夜はクリスマスだと言っている様に優しく届いてくる。
東京湾ホエールズのプロデュースを行う玉井夕海がドラムを担当する。ピアノに向かう彼女とも、マイクに向かう彼女とも違う表情。
真剣な眼差しでメンバーに目をやるその姿は初めてみる顔。凛々しく、力強い。ここで空間を共にし始めて一年半、まだ彼女の初めてを目の当たりにすることがあったと驚いた。

奥に不破大輔、手前に川下直広。ファインダー越しに見るだけで満足してしまいそうになる存在感。
並びそびえ立つ大木の様に、そのだけの重力は重くどっしりとしている。
二人の振動はいつもの様に太く、なんとも安定した音階をつくりだしていた。決して前面に主張するでもなく、目を閉じればしっかりと耳に入ってくる音たち。
一部も終盤に入った頃、突如響き渡る叫び声。何が起こったのかと振り向くと真っ赤な衣装を身に纏った美女がステージへと歩み寄る。
私を忘れたの?という謎の美女。Ebbyは身に覚えがないという。そんな彼に業を煮やしマイクを取り思いっきり叫び歌う。
一瞬の出来事に思考停止していると気がつけば一部が終わっていた。

二部。先ほどの美女が人魚になって語る。Ebbyはまだとぼけている。
一曲歌う彼の横でうっとりと聴き入る人魚。起承転結のよくわからないこの状態になぜか感じるロマン。
人魚が去り、残りのメンバーが合流する。不思議な空気感の漂う中、再びブルースの切なさが広がっていく。

終盤に向けて徐々にウォームアップしていく会場。観客たちも笑顔で体を揺らす。
Ebbyも立ち上がり、ギターを上下に大きく揺らす。
川下直広もいつもの様に体を前後に揺らしながら大きく息を吹き込む。
不破大輔も弦を弾く指に力を増していく。
玉井夕海はその細い腕を大きく振りかぶり大きなインパクトを何度もつくる。
冒頭に声を枯らしていたはずのEbbyは歌うごとにそのことを忘れていったようだ。
最後の最後まで力強く、優しさに溢れていた。
クリスマスの夜にふさわしいステージが幕を閉じだ。


12月25日 出演者: 下地尚子/TCアルプ・act/vo, Jagatara Ebby vo/gt, 川下直広ts, 不破大輔b, 玉井夕海ds
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

《HOWLING WHALES》Revenge!!! vol.1
徳澤青弦 vc ×不破大輔 cv(guest vocal 玉井夕海)
若林淳 舞踏 ×石渡明廣 gt
2019.1.8 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

価格 : ¥2500 / 1D
☆30歳以下¥1000(1drink付)
☆ホステルゲストチャージ無料
☆過去御出演くださった皆様もチャージ無料
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

出演者:

徳澤青弦 プロフィール :1976 年生まれ、東京出身。チェリスト・作曲・編曲家。多くのアーティストから信頼を得て、レコーディングやライヴで活動。ソロやプロデュース業のほかに、カルテット、ストリングスチームも従えて活動している。ラーメンズ・小林賢太郎の舞台音楽制作に携わり、これまでに徳澤青弦名義で 4 枚のアルバムをリリース。anonymass や、Throwing a Spoon としても何枚かリリースしている。 2009 年からさだまさしコンサートツアーに参加。映画『君の名は。』『この世界の片隅に』にレコーディング参加。2016 年「ALMA MUSIC BOX:死にゆく星の旋律コンサート with 京都市交響楽団」、2017年「京都音楽博覧会」「君の名は。オーケストラコンサート」いずれもオーケストラ編曲で好評を博した。2015 年フジテレビ(FNN)「こんやのニュース」、「あしたのニュース」、NHK「ドキュメント 72 時間」等に楽曲提供。NHK E テレ「ムジカ・ピッコリーノ」ゴーシュ役で出演。
2003 年~2008 年 anonymass で 4 枚のアルバムをリリース
2007 年 「ラーメンズサントラ Vol.1」リリース
2008 年 「ポツネンの音楽」リリース
2011 年 「ポツネンの音楽その 2」リリース
2014 年 Throwing a Spoon(トウヤマタケオとのデュオ)「awakening」リリース
2017 年 「カジャラの音楽」リリース
https://twitter.com/seigentokuzawa
https://www.facebook.com/seigentokuzawa.official

不破大輔 プロフィール :1959年札幌生.フリージャズのベーシスト。渋さ知らズ主宰。’80年代に「のなか悟空人間国宝」「フェダイン」に参加。’89年「渋さ知らズ」結成。国内海外様々な場所で演奏。「風煉ダンス」「翠羅臼」「呉一郎」「発見の会」「戌井昭人」など劇伴作曲多数。プロデューサーとして、佐々木彩子、南波トモ子、玉井夕海、十中八九、チョビ渋、川下直広カルテットの音源を手掛ける。最新作は、渋さ知らズ『渋樹』。2000年代後半から各地でワークショップを行い、札幌では2010年より小学4年生から高校1年生の30名の子どもたちと3年間バンドワークショップを経験する。名前は「チョビ渋」。2017年7月より『東京湾ホエールズ』ブッキングディレクター。
https://twitter.com/28poi

若林淳 プロフィール :1970年神奈川生まれ。大学在学中より演劇活動を始める。1990年、麿赤兒主催「大駱駝艦」に入艦。2003年文化庁在外研修員としてイスラエルに留学。2004〜5年、米国ミシガン大学にて半年間舞踏を教える。2007年大駱駝艦退艦。自身の作品製作に加え、近年は「渋さ知らズ」のライブ等にも参加。

石渡明廣 プロフィール :1958年8月27日神奈川県横須賀生まれ。ジャズ・ギタリスト/ドラマー。渋谷毅(p)オーケストラ、片山広明(ts)、梅津和時(as)のグループなどで活動し注目される。渋谷オケでは多くの楽曲も提供する中心メンバーのひとりである。96年に林栄一(as)をフロントに据えた自己のグループ“MULL HOUSE”の初アルバムをリリース。その後、同グループを中心に、峰厚介(ts)、秋山一将(g)のグループにも参加するなど活動は広い。
http://ishiwatariakihiro.seesaa.net

玉井夕海 プロフィール :1977年東京生。ウタウタイ。渋さ知らズ。東京藝術大学建築科在学中、宮崎駿アニメーション演出家養成講座『東小金井村塾2』修了。声優として映画『千と千尋の神隠し』リン役、テレビアニメ『亡念のザムド』紅皮伊舟役。映画『もんしぇん』では共同脚本・主演・音楽(Psalm)を、2011年4月から始まった旅の記録映画『White Elephant』では映像作家・神田光と共同監督を務める。 2013年渋さ知らズメンバーとなり、2015年、渋さ知らズ主宰・不破大輔プロデュースによるアルバム『MOTHER SUN』(FUWA WORKS&地底レコード)リリース。2017年9月には、映画『NOT LONG,AT NIGHT』でタッグを組んだ映画監督・遠山昇司とのコラボレーションによるアートプロジェクト《ポイントホープ》もスタート。2017年7月よりWISE OWL HOSTELS TOKYO後援『東京湾ホエールズ』プロデューサー。