( 2019-01-23 )

SPECIAL REPORT!! - 泉邦宏ソロオーケストラvsめぐ留 ゲスト登敬三ts -



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※敬称略

黄金に輝く派手な衣装に身を包み、パイプを静かに吹き始める泉邦宏。その身体を取り囲む数多くの楽器やシンセサイザー。
音と姿のギャップを感じた瞬間、視界に更なる演出が飛び込んでくる。
これまでの東京湾ホエールズではなかなかお目にかかることのなかった光の演出。煌びやかで色とりどりな光たちが泉の身体を浮かび上がらせる。
今日の全身音楽家は音だけではなく、目でも楽しませてくれる気が満々なようだ。

なんとも美しい着物を羽織り、めぐ留が登場する。
前回は確か、折編笠だった。今日は手に傘を持っている。
和を身に纏った彼女はなんて絵になるんだろう。そこに居るだけでもう一つの演出になる。前回感じ、今日、再確認した。
泉に合わせ静かにその声を送り出す。民謡歌手である彼女の美しい和の響きが聴こえ始める。

登敬三はこのギラッとした演出の中にいて、唯一スタンダード。
しかし、テナーサックスで大きな存在感を示す登。
キレと伸びのある音が演奏により一層宇宙空間の様な空気を加えていく。
鼓を持ち、和を引き出すめぐ留。一人でもすでに国籍のない泉。登はサックスだからルーツで言えばベルギーか?いや、JAZZと言うならばアメリカか?そんなことを考えて居るだけで楽しい。
今日は一体なんなんだろうか。音楽に国境はない。そして今夜のHOWLには星の境目すらない。

後半、泉はアコースティックギター、登のテナーサックスで始まるブルース。
泉の歌声は相変わらず深みとコミカルさとを併せ持つ。前半とは少し様子が違いゆったりとした雰囲気の中で流れていく時間。
めぐ留も登場し、八代亜紀「舟唄」。歌の誕生したであろう時代の世界観まで見事に表現して歌い上げる。
そうこうしていると前半にも見たきらびやかな照明たちがまた輝きだす。この明かり。家庭やカラオケのパーティーで使われているインテリア照明を利用しているため、予めプログラミングされた幾つかの光をループしながら投影している・・・にも関わらず、くるくると回る度に違った雰囲気に包まれ、暖かなステージが続いていく。

なぜだか感じる懐かしさ。どの曲たちが誕生した時代にも生まれていなかったであろう私だが、タイムスリップしたようなノスタルジックな感情になる。
前半の宇宙空間から一変して昭和的な時間。遠い記憶の中でテレビから聞こえて来たような曲たち。
今、こうして民謡や歌謡曲をまじまじと耳にする機会もそう多く無くなったし、そもそもリアルタイムで知っている訳でもない。
ただめぐ留の歌声は非常に奥深く、会場の隅々まで行き届き、歌手のなんたるかを見せつけてくれる。泉の歌声や演奏は正統派というものではないのだろうが、確かに感じたことのある昭和の匂い。
そこへのせる登のサックス、絶妙にロマンを感じる音たち。
それぞれのステージは過去、ここHOWLでも目にして来たが人と人とが合わさった時に生まれる新たな境地、そんな様なもの感じた。


1月15日 出演者: 泉邦宏ソロオーケストラvsめぐ留 ゲスト登敬三ts
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

太華 (BEAT BOXER) 立花秀輝(as) 纐纈雅代(as) 鬼頭哲(bsax) 山本直樹(per)
2019.1.22 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

価格 : ¥2500 / 1D
☆30歳以下¥1000(1drink付)
☆ホステルゲストチャージ無料
☆過去御出演くださった皆様もチャージ無料
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

太華 プロフィール :重量級BEAT BOXER

立花秀輝 プロフィール :1971年東京生まれ。池田篤氏にサックスの手ほどきを受け、高校卒業後、尚美学園短期大学にてクラシック・サックスを雲井雅人氏に師事。大学卒業後、武蔵野音楽学院(現廃校)にて仲間とのセッションで現在のスタイルの基礎を築く。93年渡米。カンザス州オタワ大学音楽学科を首席で卒業。 97年、帰国し本格的な活動に入る。2000年、自己バンドであるAAS(元・立花秀輝カルテット・山口コーイチ、カイドーユタカ、安藤正則)が横浜ジャス・プロムナード・7thコンペティションにて当時最多の4賞(オリジナル作曲賞、ライブハウス賞、横浜市長賞、優秀賞)を同時受賞。グランプリ不在の中で同等の評価を得、CD制作(LIVE!! AAS)やジャズ・フェス等の出演を果たす。その後、板橋文夫ジャズ・オーケストラ、福村博グループを経て2002年に渋さ知らズ・オーケストラでの演奏を開始。日本国内ツアーやフェスティバルのみならず、2005年から同バンドの海外ツアーに参加。数々のフェスティバルやライブハウスへの出演を果たす。また、2008年松本健一率いるSXQ saxquintetのメンバーとしてロシア&リトアニア・ツアー、2012年渋さ知らズのリーダーでありべーシストの不破大輔率いるFUWA WORKSのメンバーとしてリトアニア&ロシア・ツアーにも参加。 現在はAAS(アァス)、不破大輔とのデュオ、田中信正(p)とのデュオ、坂田明(as)吉田隆一(bs)とのトリオを主催する傍ら、若手からベテランまで多くの音楽家との交流を目的とした立花秀輝セッションを手がける他、多くのライブやレコーディングに参加する等、精力的に活動している。代表作としてAAS(山口コーイチp、カイドーユタカb、磯部潤ds)「Song 4 Beasts」「Lebenslauf」「Live!! AAS」、立花x不破大輔デュオ「〇」、立花秀輝カルテット(板橋文夫、池田芳夫、小山彰太)「Unlimited Standard」。 様々な特殊奏法を駆使する多彩な音楽表現の他、サックス本来の音色を追求した美しいメロディーを聴かせる稀有な奏者である。

纐纈雅代 プロフィール :Saxophone奏者。1歳より音楽好きな母と2人の姉の影響でピアノを弾き始める。高校時代にチャーリーパーカーに影響を受けて、アルトサックスを手にする。2008年9月SONY MUSICより『鈴木勲 SOLITUDE FEAT.纐纈雅代』でデビュー。そのオリジナリティーは唯一無二と称される。2011年に自身のオリジナル曲によるリーダーバンド『Band of Eden』結成。サックスの他、作詞作曲、ムビラをつま弾きながら歌う。ワールドミュージックを独自の宇宙観で表現する。2015年suisui record発足、待望の1stアルバム『Band of Eden』をリリース。都内近郊を中心にツアーで各地をまわりながら音楽活動をしている。法螺貝・神楽笛、練習中。秋葉原 HOT MUSIC SCHOOLにてサックス科講師。

鬼頭哲 プロフィール :1968年生まれ、愛知県出身。作曲・編曲家、バリトンサックス奏者。「KITO,Akira Brass Band!」 主宰。 トランペットを吹いていた兄の影響で、中学入学と同時に吹奏楽部に入部し、フルートを担当。中学・高校時代は吹奏楽部の部長を務める。同時に、部活動とは別にバンドを結成、アルトサックスを始める。17歳の頃から、名古屋のジャズ喫茶主催の野外フリーコンサートに参加、ソウル・R&B系のバンドにホーンセクションで加入するなど、早熟な音楽活動を開始。フランク・ザッパの日本語意訳詞カバーバンドとして知られる「なぞなぞ商会」に加入。解散後は、ロック・ソウル・ブルース・ヒップホップ・ラテン・ボサノバ・レゲエ・フォークなど、ありとあらゆるジャンルのバンドに参加し、音楽活動・経験の幅を広げる。CMやTV番組の音楽アレンジなど、作曲・編曲活動も活発に行う。 1997年、京都で共演した大原裕氏と意気投合し、「リブ!ラフ!」に加入。名古屋を活動の拠点にしながら、名古屋、東京、関西で様々なミュージシャンと共演。2000年、「藤井郷子オーケストラ」で共演した吉田隆一氏の誘いで、10本のバリトンサックス男衆だけのバンド「東京中低域」のほぼ旗揚げ時から参加。同じ頃、ベーシストの不破大輔氏率いるフリージャズ・ビッグバンド「渋さ知らズ」にもバリトンサックスでレギュラー参加。「リブ!ラフ!」時代からの盟友、トロンボーン奏者の三原智行率いる「グリーン・パレード」や、チューバ奏者の吉野竜城、ユーフォニアム奏者の照喜名俊典、トランペット奏者の辰巳光英らとの演奏では、オリジナル曲も提供している。 2002年、2005年、2007年には、渋さ知らズの海外ツアーでヨーロッパ諸国を訪れ、ドイツ「Moers Festival」や「OffsideOpen Festival」、イタリア「Roccella Jazz Festival」、イギリス「Glastonbury Festivals」、フランス「Nantes Jazz Festival Les Rendez-vous de l'Erdre」など、世界に名立たる舞台で演奏。2006年、イギリスBBC放送の招聘で「London jazz festival」に東京中低域で出演。2008年、カナダの「The Quebec City Summer Festival」に渋さ知らズで出演。これまでに演奏で訪れた国はドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スイス、オーストリア、オランダ、ベルギー、ポーランド、ウクライナ、ロシアなど多数。 2001年、自らのルーツでもある吹奏楽の新たな可能性を拓こうと、管楽器と打楽器のみで構成された完全アコースティック構成、約30人編成の「KITO,Akira Brass Band! (KABB!/鬼頭 哲 ブラスバンド)」を旗揚げ。 名古屋と東京を拠点に活動中。ホールやライヴハウスでの演奏のほか、野外イベントでの街頭演奏・パレードなども積極的に行い、楽隊が作り出す「ハレ」の華やかさと、鬼頭作曲・編曲による親しみやすく抒情的なメロディが好評を博している。 2005年より活動拠点を東京に移し、東京・名古屋・関西などで幅広く音楽活動(作曲・編曲・演奏)を行う。

山本直樹 プロフィール :大阪府出身 高校に入りドラムを始める。金子敏男氏 水野オサミ氏に師事。 ジャズ、ロック、ラテンと様々なジャンルのライブ&レコーディングで活躍。東放学園高等部、トート音楽院にてドラム&パーカッションの講師として指導。またローランドVドラムのデモプレイヤーとして全国各地でのクリニックなどを行っている。