( 2019-02-13 )

SPECIAL REPORT!! - BASSFOUR -



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※敬称略

今夜の東京湾ホエールズにはいつもと比べ、若くフレッシュな顔ぶれが揃っている。
メンバー四人のうち、三人は音大の同級生というBASSFOURは渋さ知らズでも活躍するコントラバス小林真理子、クラシックを中心に活動するチェリスト原悠一と浅井智佳子、横浜生まれジャカルタ育ちのベーシスト石川慎一郎からなる。
これまで何度か東京湾ホエールズに出演している小林がバンマス。若く、いつも優しげな彼女のリーダーシップも気になるライブが始まった。

演奏されていくのは誰もが一度は耳にしたことのあるクラシックやジャズの名曲。
世代によってその曲で思い出される光景は違うのであろうが、懐かしいメロディが心地よく耳に入ってくる。
今日はいつもよりも少しだけ、音量を絞っている。今夜の音色にぴったりだ。

チェロの華やかな音にコントラバスと6弦ベースが厚みを加えた美しいメロディは、感じる時間をゆっくりにさせる。
不意に力を増して共鳴し合う二つのチェロの響きはなんとも耳触りが良く、目を閉じてリラックスモードに突入したくなる衝動を抑える。
曲の合間ではさっき食べたトンカツの話。よほど美味しかったのだろう。嬉しそうに話す小林は少女のように目を輝かせる。

演奏中に一人一人の表情を追ってみれば未来に満ち溢れる若者。歴戦の演者、というメンバーが多い東京湾ホエールズだが、こんな日があることは素晴らしい。
BASSFOURはまだバンドとしての活動はそれほど多くないと言っていたが、すでにこれだけの美しい音色を持っている。
これから彼らが積み重ねる経験によってどんなバンドになっていくのだろう。
綺麗に、しっとりと演奏する彼らがそこに何かを加えて、より大きな魅力を備える日を見てみたい。
そんなことを考える私は、東京湾ホエールズで色々な音楽を聴き過ぎなのだろうか。

今日は話をしている時間も多かったが、ほとんど声を出さないチェリスト二人。寡黙に、まっすぐな眼差しで譜面を見つめ、綺麗な音色を届け続けてくれた原と浅井。そこにはやはりクラシックという大きな土台を感じる。
対してよく話し、演奏とトークに大きなギャップを見せる小林と石川。チェロの音色を引き立てつつ、時には自分の音を前面に押し出し、力強く弦を弾く。
小林はこれまでも何度かここのステージ立っていたが、一人の人間としての彼女を初めて垣間見た気もする。
フレッシュさと心地よさ、美しい音を持つ彼らのこれからの音楽。
普段立つステージが全く違うメンバーが合わさり、どんなバンドとなっていくのか。
いつかまたHOWLに戻ってきて演奏してほしいと願う。


2月5日 出演者:
原悠一(cello) 浅井智佳子(cello) 小林真理子(cb) 石川慎一郎(eb)
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

池間由布子vo,gt 内橋和久gt
2019.2.12 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

価格 : ¥3000 / 1D
☆30歳以下¥1000(1drink付)
☆ホステルゲストチャージ無料
☆過去御出演くださった皆様もチャージ無料
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

池間由布子 プロフィール :日本の女性シンガー・ソングライター。2010年よりギターでの弾き語りを開始。ユニット活動などを経て、2011年よりソロのキャリアをスタート。テニスコーツのコーラスやうんどら合唱隊(テニスコーツ・さやの合唱隊)などに参加。2013年8月、初となるミニ・アルバム『エクスキューズ・ミイ』を発表。2015年1月、初の全国流通となるフル・アルバム『しゅあろあろ』をリリース。古風なインディ・フォークといった作風が魅力。

内橋和久 プロフィール :大阪府生まれ、ベルリン在住。 ギタリスト、ダクソフォン奏者、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサー。レーベル「イノセントレコード(旧 前兵衛レコード)」主宰。 インプロヴィゼーショントリオ/アルタードステイツ主宰。 83年頃から即興を中心とした音楽に取り組み始め、国内外の様々な音楽家と共演。活動の領域は音楽だけにとどまらず、映像作品や演劇などの音楽も手掛け、中でも、劇団・維新派の舞台音楽監督を20年以上にわたり務めている。音楽家同士の交流、切磋琢磨を促す「場」を積極的に作り出し、95年から即興ワークショップ「ニュー・ミュージック・アクション」を神戸で開始する。その発展形の音楽祭、フェスティヴァル・ビヨンド・イノセンスを96年より毎年開催(2001年のみ休止)。近年はこれらの活動と併行してUAやくるりの プロデュース、ツアーメンバーとしても活動。即興音楽家とポップミュージシャンの交流の必要性を説く。また、2002年から2007年までNPOビヨン ド・イノセンスを立ち上げ、大阪フェスティバル・ゲート内でオルタナティヴ・スペース、BRIDGEを運営したことでも知られる。現在はベルリン、東京を 拠点に活躍。  ソロプロジェクト“FLECT”ではエレクトロハーモニクスの16セカンドディレイマシンとサステナーを内蔵したゴダンのギターを駆使して、もはやギ ターを超越したサウンドスケープを作り上げる。一方自己のバンド、アルタードステイツや超即興では、パワーと独創性に満ちたギター的アプローチで、インプロヴィゼーション(即興)とコンポジション(楽曲)の境界を消し去っていく。
 近年では親友でもあるギタリスト/ハンス・ライヒェルの発明による新楽器ダクソフォンの日本唯一の演奏者としても知られている。

主な継続的活動歴
アルタードステイツ(内橋和久、ナスノミツル、芳垣安洋) 1989~継続中
維新派 1882~継続中
KING PAWNS(ハンスライヒェル&内橋和久) 1991~2011
グラウンドゼロ(大友良英) 1994~1997
R.U.B.(ネッド・ローゼンバーグ、サム・ベネット、内橋和久) 1997~継続中
ファンタズマゴリア(岩田江、江崎將史、稲田誠、小島剛、一楽儀光(後期はサム・ベネット)、内橋和久)1999~2002
MUTANT(岩田江、水谷康久、井上智士、内橋和久)2000~休止中
COMFORT OF MADNESS (ヘルゲ・ヒンテレッガー、フランツ・ホーツインガー、内橋和久) 1998~2005
超即興(内橋和久&吉田達也)2004~継続中
DUETS (シェリー・ハーシュ&内橋和久)2001~継続中
eEyo Idiot (eEyo、中原信雄、外山明、内橋和久) 2004~継続中
渋さ知らズ 199?~不定期に継続中
COMBOPIANO(渡辺琢磨、千住宗臣、内橋和久)2007~継続中
内外(内橋和久、外山明)1997~継続中
UA 2003~
KANON (高瀬アキ、アクセルドナー)
SENYAWA with 内橋和久 2012~