( 2019-02-26 )

SPECIAL REPORT!! - 上里尭 世持桜 -



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※敬称略

三線とアコースティックギター。
ともに20代。これからの音楽界を担っていくであろう若い2人が東京湾ホエールズのステージに立った。
まずは上里尭のソロ、綺麗で柔らかい音色が会場に響きはじめた。彼の歌う歌は身近なあれこれに関するものが多く、非常に親近感を感じるとともに時にフッと笑ってしまうようなユーモアもある。
数曲のソロを終え、世持桜が合流する。

八重山民謡歌手。若くして民謡や伝統的な歌声を操る彼女は、登場とともに緊張した面持ちではあったが、ひとたび歌い出せばその声量が一気に溢れ出す。
数曲は上里とともに歌い、そこからソロへ。
ゆっくり弾かれる弦、彼女の歌声を聴いていると沖縄の情景が浮かぶように自分の心が暖かみで満たされていく。
話すのは苦手と話していた彼女だったが、その少し辿々しいトークすらも彼女の人柄が溢れている様に感じ、好感を持てた。

二部の始まりは、東京湾ホエールズのプロデューサー玉井夕海と上里のデュエット。
玉井はさっきまでソファで飲んでいたオリオンビールを片手にステージにやってきた。
まるで飲み屋の雑談の様に2人のエピソードを語る。この瞬間はアーティストとしてステージで話す2人が素の状態で出会った話は突っ込みどころ満載、その話はぜひ、本人たちに聞いてみると良い。
一曲歌うが今夜の雰囲気にぴったり。場を盛り上げる玉井。いつもであればどちらかというと若手になるであろう玉井が今日はどっしりと歌う。若人2人のここからのステージを更に引き立てていた。

後半は上里のオリジナル曲や民謡を2人で歌う。
上里のオリジナルは食べ物や飲み物を歌ったものだ多く、三曲目辺りからタイトルを言うだけで笑いになる。しかし歌い出せばしっぽりと、そして体の中にしっくりと入ってくる良い歌だ。
その若々しい顔立ちとは裏腹に歌われる酒の歌。そのギャップがまた面白い。
世持もその姿と歌を楽しんでいる様だった。三線の音色で情緒を加え、伸びのある歌声でサポートする。
前半から比べ徐々にテンポが上がってきた様に感じ始めた。歌われる民謡も明るく、観客の中には手拍子や掛け声を出すもの、立ち上がって踊り出すものも出てきた。
オリオンビールもどんどん売れていく。『月ぬ美しゃ』平成最後のスーパームーンと言われた今夜、八重山でも愛される月を唄った歌も披露された。彼女は今日、この場を沖縄に変えた。

トークも歌も、笑顔にあふれた今夜のステージ。
客席の一番奥でずっと見つめていた不破大輔も手拍子と掛け声を大きくし、若い2人のステージを楽しんでいる。
はじめは緊張を見せていた世持は、終盤それが嘘だったかの様にのびのびと演奏している。
”まさか”もらえると思っていなかったアンコール。リハーサルで一番練習していた曲を披露する。
そこから一気にテンポアップして大きな盛り上がりとともに今夜のライブは終了。
若い力と見守る大人。ステージの中での成長していく様なその姿。良いライブだった。楽しかった。
訪れていた観客たちもそんな感想を持っているのだろう。皆一様に笑顔。にこやかに退店していった。


2月19日 出演者:
上里尭、世持桜
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

松原慎之介カルテット(松原慎之介as 加藤一平gt 伊地知大輔b 金野遼太郎dr)
2019.2.26 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

価格 : ¥2000 / 1D
☆30歳以下¥1000(1drink付)
☆ホステルゲストチャージ無料
☆過去御出演くださった皆様もチャージ無料
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

松原慎之介 プロフィール :北海道札幌市出身。小学生の頃から数々のジャズライブを見に行き衝撃を受けサックスを始める。5年間札幌ジュニアジャズスクール、3年間チョビ渋に所属。北海道グルーブキャンプ2013にてバークリー音楽大学5weekプログラムの奨学生の権利を貰い同年の夏に留学。2014年度5weekプログラム全額奨学金獲得。2014年より、札幌近郊でライブ活動を始める。2016年、洗足学園音楽大学へ特待生としての入学をきっかけに活動の拠点を東京へ移す。

加藤一平 プロフィール :ギタリスト 1982年東京生まれ。埼玉県飯能市 私立自由の森学園中学校・高等学校 卒。専門学校 ESPミュージカルアカデミー・ギタークラフト科 卒
好きなもの : 充分な睡眠、ラーメン、肉、チョコ、アイス、ピック収集
20歳のときにギターを始める。独学。都内各所のセッションで腕を磨く。 23歳の時、NYに半年滞在。ジャムセッション、ライブにて腕を磨く。 現在の参加バンドは、『 鈴木勲 OMA SOUND 』、『 日野皓正 バンド』、『 渋さ知らズ 』、『 Fuwa works (from 渋さ知らズ) 』、『 三上寛(g、vo)・イツロウ 1×2_6 (key、vo)・加藤一平(g) trio 』 organize by Katsuju Okamoto、『 谷保典 Tabletop Guitars 』など、その他多数のバンドに在籍。 関東近郊を中心に、海外・日本各地のツアーも多数活動中。

伊地知大輔 プロフィール :1989年鹿児島県生まれ。 幼少期からピアノを始める。法政大学入学を機に上京し、同大学ジャズ研究会に入部。コントラバスを始める。 楠井五月氏に師事。また東京・高田馬場にある名店『intro』のジャムセッションに数多く参加し、腕を磨く。 大学在学中から演奏活動を始め、これまでに 小曽根真(p)、川嶋哲郎(ts)、池田篤(as)、南博(p)、津上研太(as)、本田珠也(d)、荒武裕一郎(p)、菅原高志(d)、松井宏樹(as)、小松悠人(tp)、若井優也(p)、と共演(敬称略) 現在は都内を中心に活動中。

金野遼太郎 プロフィール :1995年生まれ。東京都在住。10歳の時に独学でドラムを始め、国立音楽大学ジャズ専修にて高橋徹氏、高橋信之介氏、神保彰氏に師事、ジャズドラム奏者としての活動を開始。 早稲田大学ハイソサエティオーケストラに在籍し2015~18年の3年間レギュラーバンドのドラマーとして活動、毎年12月に行われる太田市大学ジャズフェスティバルにおいて2016年、2017年共に最優秀賞を受賞、2016年大会では同時に個人として最優秀ソリスト賞を受賞する。2017年3月には同バンドで"ゆず"との共演、BS民放で放送され話題を集める。 2016年より中山拓海(A.sax)のグループ("Altogether", "GroundSea feat.南博")に参加。 2017年に関東の大学生のトッププレイヤーを集めたビッグバンド「濃い味バンド」8代目メンバーとして参加し大阪城ジャズフェスティバルにてゲスト出演。 2018年よりベーシスト鈴木勲のバンド"OMA Sound"に加入し関東圏で共演を重ねる他、同年7月には静岡~山口県までの12箇所を周る西日本ツアーに参加。