( 2019-03-07 )

SPECIAL REPORT!! - 松原慎之介カルテット -



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※敬称略

これまでも何度か東京湾ホエールズのステージに立ってきた松原慎之介。
おそらく渋さ知らズに関わるミュージシャンの中でも最年少クラスの彼が今日はリーダー。
若く、勢いのあるメンバーを携えてステージに登場した。
今日演奏されるのは松原自身が作曲を手がけた曲たちだという。スタンダードを聴きたい人にはすいません。などと言っていたが、ギタリストの加藤一平は、10年後はこれがスタンダードになるよ。と笑顔で言う。
これまでに考えていたこの、東京湾ホエールズの一つの価値が、自分の中にスッと落ちる。

演奏はJAZZ。この空間にもよく似合う、クールでスタイリッシュな音。
真ん中に立って指揮を取りつつサックスを奏でる松原はいつもよりも堂々と、大きく見える。
その横に座るのは加藤。彼も自身のリーダーバンドをはじめ、様々なメンバーとここでのステージを共にしてきたが、今日はいつもと少し違うように感じる。
クラシカルなエレキサウンドからたまに飛び出すエッジの効いた音。このメンバーの中では年長者に当たる彼は、いつものトリッキーでハイレベルな演奏技術に加え、全体を支えるような落ち着いた演奏を織り交ぜている。

ドラムの金野遼太郎は、松原に言わせると東京のお兄ちゃんなんだそう。
その優しい眼差しで一番後ろから全体を見渡し、確かなリズムで支える。ただそれだけではなく、その華奢で爽やかな見た目からは想像できない激しい打音や、独創性の溢れるリズムも作り出し、その緩急は一切の飽きを感じさせることがない。
伊地知大輔、コントラバス。ファインダー越しに見える彼の笑顔は今夜の演奏を心から楽しんでいることがよくわかる。
音もよく跳ね、時に激しさを増して、金野と共に演奏の土台をつくりあげていく。不思議だが、メンバーの中で一番低い音から感じる都会的でフレッシュで、勢いのある音。
この2人の上でギターを弾く加藤とサックスを吹く松原。曲の合間で、やばい音です。と言っていた松原。本当にその通りだ。

演奏中、今夜のバーに立っていたまだ20歳の女性バーテンダーに聴いてみる。今日の演奏はどう?
今日、シフトに入っていて本当によかった!彼が私と同年代だなんて本当に信じられない。かっこいい!
キラキラと目を輝かせて話す彼女を見て、なぜだか嬉しくなる。
こういう偶然の出会いが人の音楽感を変えていくのだろう。そんな小さな奇跡が今夜もここにある。

松原慎之介、21歳。その彼が率いるメンバーも20~30代前半。
21歳にして今夜の曲たちをつくりあげる才能や感性。終わってみて思い知らされた。
このバンドはこれから、どんな道を辿っていくのだろう。まだまだ伸び代しかない彼ら。それぞれが様々なステージを経験し、また集まった時、どんな奇跡が起きていくのだろう。
こんなにも期待感で終わる夜も珍しい。
心地いい余韻とともに観客たちも帰路についていった。


2月26日 出演者:
松原慎之介カルテット(松原慎之介as 加藤一平gt 伊地知大輔b 金野遼太郎dr)
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

坂ノ下典正gt 直江実樹radio 玉井夕海vo,pf
2019.3.05 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

価格 : ¥2000 / 1D
☆30歳以下¥1000(1drink付)
☆ホステルゲストチャージ無料
☆過去御出演くださった皆様もチャージ無料
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

坂ノ下典正 プロフィール :A GUITARIST living in Tokyo area. Mainly playing own composed and arranged music based on Jazz, Classic, Bossa nova, and traditional folk songs. 高校でクラシックギターに触れ、セゴビアやタレガなどの近代音楽に傾倒。大学時にジャズや即興音楽に触れ、ライブ活動を開始。卒業後拠点を東京に移し、ジャズ、ボサノヴァ、即興、映像や絵画とのコラボレーション等、多種多様なジャンルで活動中。近年コンピレーションアルバム、TV、FM等で楽曲が取り上げられ注目を集めている。

直江実樹 プロフィール :1967年石川県金沢市生まれ 横浜在住。ラジオ奏者。2000年から短波ラジオSONY CF-5950による仕込みなしリアルタイムチューニングによるライブ活動を開始。ソロやインプロヴィゼーション活動の他、ラジオ集団「チューニングブラザーズ/短波兄弟」を主宰他、MIKIKAWOL、ガリノイズ、寒天縄など、参加ユニット多数。ソロはVELTZレーベルよりライブCD(2011)、カセットシングル(2014)をリリース(いずれもSold Out)。 また、近年参加しているプログレバンド、新●月プロジェクトのツアーライブを収録した「冬の旅」が2017年リリース。 あがた森魚、京極輝男(ex.De-Lax)、MUSQIS、小川京子などのレコーディングに参加。

玉井夕海 プロフィール :1977年東京生。ウタウタイ。渋さ知らズ。東京藝術大学建築科在学中、宮崎駿アニメーション演出家養成講座『東小金井村塾2』修了。声優として映画『千と千尋の神隠し』リン役、テレビアニメ『亡念のザムド』紅皮伊舟役。映画『もんしぇん』では共同脚本・主演・音楽(Psalm)を、2011年4月から始まった旅の記録映画『White Elephant』では映像作家・神田光と共同監督を務める。 2013年渋さ知らズメンバーとなり、2015年、渋さ知らズ主宰・不破大輔プロデュースによるアルバム『MOTHER SUN』(FUWA WORKS&地底レコード)リリース。2017年9月には、映画『NOT LONG,AT NIGHT』でタッグを組んだ映画監督・遠山昇司とのコラボレーションによるアートプロジェクト《ポイントホープ》もスタート。2017年7月よりWISE OWL HOSTELS TOKYO後援『東京湾ホエールズ』プロデューサー。