( 2019-03-28 )

SPECIAL REPORT!! -坂ノ下典正 直江実樹 玉井夕海 -



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※敬称略

「パンが来たよ。」
そんな言葉から始まった今夜のライブ。
ステージの先頭でパンをきる玉井夕海。そのパンを観客たちに振舞ってまわる。カメラを構えながらもパンを渡され一かじりすると口の中に自然の旨味が溢れ出す。
耳に気を向ければスーッと流れ込んでくる環境音の様に心地い音色。ラジオを巧みに操り音を作り出すのは直江実樹、彼は東京湾ホエールズの初期にも一度出演したことがあるが、今夜は約一年半ぶりのHOWLでのステージ。
彼の作る音色は睡眠薬の様に深い微睡みに落とされそうになる、現実と非現実の中間。

ギター坂ノ下典正。ゆらゆらと耳元を漂う音。
彼もまた、かたちがある様で無いような、深く、綺麗な音を奏でる。
7弦ギターをどっしりと構え、ただただ演奏に集中する彼からは職人の雰囲気を感じる。

玉井が張り巡らせる彩り鮮やかなテープ。
そこには一体どんな意味が込められているのだろうか。ステージ内では収まらず、客席へと派生していく。
彼女たちの心の交差なのだろうか。それとも敷居なのだろうか。人によって見え方は様々だろうが、私には彼女たちの神経が会場内に充満していく様子に見える。
今日の音楽に合わせ、ゆっくりと確実に広げていくその線は無造作だが綺麗だった。

後半、徐々に花を咲かせはじめる会場。
誰もが幼少期に作ったであろう、薄い紙を使った花びら。会場にいた観客たちがそれを手に取り、懐かしい想い出を織り込んでいく。
どうやったら綺麗に咲くかな?大人たちがそんなことを考えながら笑顔を咲かせるその姿こそ、玉井がつくった花だった。

今夜の演奏はどんな曲だった?
もしそんな問いを投げかけられたなら正直困るくらい無形で、無意識に流れ込んでくるステージだった。
それは毎週こうして文章を書くことがわかっている私であっても同様に、意識して音楽に耳を傾けられなかった。印象がない、という大きな印象。
ほとんどが即興であり、音だけでなく、たまたま来たパンや誰でも手にできるテープを使って会場全体を薄くて綺麗な靄にかけた様な、そんな一日。
帰路につく足取りも自然とゆっくりになっていく。何も考えない、素敵なライブだった。


3月5日 出演者:
坂ノ下典正gt 直江実樹radio 玉井夕海vo,pf
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

Electric-Noise-Novel(電気ノイズ小説)
2019.3.12 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

価格 : ¥3000 / 1D
☆30歳以下¥1000(1drink付)
☆ホステルゲストチャージ無料
☆過去御出演くださった皆様もチャージ無料
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

Vo. Sax Nakamura Ruby (Freaky style Loca. 酢酸カーミン)

Vo. Gtr EBBY(JAGATARA )

Ba. 中西智子(アレルギー)

Dr. 名越藤丸(Regina ,JAPUNKS)