( 2018-11-16 )

SPECIAL REPORT!! - ホンノマジカナハル -



※画像をクリックすると拡大します
※敬称略

今夜のステージはJAZZではない。久しぶりのロック。
リハーサルからビル全体を揺らすかのように身体を突き抜ける音。HOWLの持つ音の許容範囲ギリギリまで迫力を引き出す。
ステージに上がる前の穏やかで優しげなメンバーたちの表情が一気に引き締まり、演奏がスタートした。

ラピスのギターが鳴り響く。その華奢な身体つきからは想像の及ばないパワーを弦にのせる。非常に滑らかな手や腕の動きとはギャップのある攻撃的サウンドを放つ。
マイクに向かえば歌う、というよりも叫ぶという表現の方が近いかもしれないほどの太く鋭いボーカルも一体その身体のどこから出てくるのだろうか。疾走感を感じるその声はもはや歌詞云々など重要ではなく、一つの楽器として響いていた。

ヒゴヒロシはこれまでDJ、ベーシストとしてここHOWLのステージに立ったが、今日はベース/ボーカル。初めて耳にする彼のボーカル。
鋭く尖った声はスタイリッシュさと激しさを併せ持つ。DJとしてクールにブースに立つ彼とも、ベーシストとしてのみバンドを支える彼とも違った表情。
ヒゴヒロシというアーティストの違った一面を垣間見る。

藤掛正隆のドラム、今日は特別に攻撃的だ。つくり出すリズムはロックであっても独創性に溢れる。
ドラムの音だけを拾えばそのランダムでフリーダムな音の並びは聴く者の耳を惹きつけていく。今のはどういうリズムなのだろう。まるでフリージャズを聴いている時と同じように難解かつ奥深いリズムを奏でていく。
自身が叩き出すアナログなドラムに、デジタルな、まるでテクノのような電子音を加えていく。
ラピスのギターとヒゴヒロシのベースが合わさるインストゥルメンタルも演奏されたが、一言でロックと表現することのできない先進的な楽曲。
伝統のロック、というだけではない今を生きるロック。

終盤、観客たちは立ち上がっている人が多い。
思い思いに身体を動かし、歓声を上げ、両手を高く突き上げる。ホンノマジカナハルのメンバーたちのパワーに負けじと観客たちもパワーを持ってステージをつくる。
最後の曲が終わっても一向に鳴り止まない拍手。次第に同じリズムを刻み始め「ワンモア!」の声が飛ぶ。
アンコールまで一切の減速もなく熱を持ち、走り抜けた一夜だった。


11月13日 出演者: ホンノマジカナハル(ラピス、ヒゴヒロシ、藤掛正隆)
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

華村灰太郎カルテット
2018.11.20 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

Entrance : ¥1000 / 1D
☆ Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

出演者:華村灰太郎vo.g 今福知己cb つの健ds 高岡大佑tub ゲスト桜井芳樹g

華村灰太郎 プロフィール :歌を歌ってます。ギターを弾きながら。狂ったロックです。1stアルバム『High-Taro』絶賛発売中!
https://twitter.com/high_taro_
https://blog.goo.ne.jp/high-taro

今福知己 プロフィール :1965.11.7 京都出身。1989年に自己のバンド「CAT WALK」でJIROKICHI、曼荼羅、クロコダイルで東京進出。1992年に東京パノラマ・マンボ・ボーイズに参加。 その後、ゴンザレス鈴木らと「Soul Bossa Trio」を結成。 「ミスタースリム カンパニー」でバンドマスターを務める。以後、鈴木雄大、三代目魚武、濱田成美、African Reggea Band "Sabu"、Hasiken等、 音楽ジャンルにとらわれず全てをひとつの音楽としてとらえている。また、舞踏とのコラボレーションや版画家Soul Cutter小松とのライブなど活動は多岐に及んでいる。ジャンルを超え、形態に囚われず、電気ベース・Contrabassを用いて己の音楽を模索。 風雅を好み酒に交わるを旨とする。書家の一面も併せ持つ。
https://twitter.com/tomokingman
https://www.facebook.com/imafuku.tomoki

つの犬 プロフィール :1964年2月26日東京都生まれ。ドラマー。高校卒業後、活動を始め、早川紗知(as)、梅津和時(as)、山下洋輔(p)ら多くのミュージシャンと共演。87年ハンス・ライヒェル(g)と欧州ツアー他、海外演奏多数。自己のグループの他、南博(p)、石渡明廣(g)、井上淑彦(ts)グループなどでも活動。参加CDは上記グループの他、綾戸智絵(vo)、林栄一(as)など多数。角田健→つの犬→ツノ犬と名前を変えてきている。
http://blog.livedoor.jp/tsunoken555/

高岡大祐 プロフィール :チューバ奏者。大阪生まれ。90年代中頃より音楽活動を開始し、以降即興演奏とジャズ、音響的な側面を持つアコースティック / エレクトロニクス的な演奏形態を中心とする。独自に開発した数多くの特殊奏法を駆使しアコースティックでの表現を追求し、吹奏の限界拡張に挑戦中。 近年は、低音金管楽器を特殊な共鳴体として捉えて、生音響を電子音楽のように演奏 / 操作し、アコースティック・シンセサイザーというような音響合成装置のように扱い、「音同士の干渉による自律した変化」に焦点を当てた演奏を多くおこなう。
https://twitter.com/blowbass

桜井芳樹 プロフィール :音楽家/ギタリスト、アレンジやプロデュース。ロンサム・ストリングス(Lonesome Strings) 主宰。他にいろいろ。まあ、一献。
https://twitter.com/sakuraiyoshiki